内製するか、外注するかを決める
既存デザインの文字差し替えや、決まったテンプレートの更新なら、内製を検討できます。一方、情報の優先順位から相談したい、複数の訴求を作り分けたい、社内で制作時間を確保できない場合は、外注を候補にします。
制作費に加えて、社内で作る時間、依頼をまとめる時間、確認と修正の時間も比べます。たとえば「内製4時間」と「外注の準備・確認2時間+見積金額」という形に整理すると、金額だけでは見えない負担を検討できます。この時間は説明用の仮例であり、作業時間の目安ではありません。
見積もり前に決めたい6項目
| 項目 | 依頼前に整理する内容 |
|---|---|
| 目的と対象者 | 誰に、何を伝え、どこへ誘導するか |
| 掲載場所 | 広告・SNS・サイト内など。掲載先の指定仕様も共有 |
| サイズと点数 | 横幅・縦幅、訴求数、サイズ違いの数 |
| 原稿と素材 | 支給する文章・写真・ロゴと、制作側に依頼するもの |
| 日程と予算 | 初稿・納品希望日、予算上限、優先事項 |
| 納品後の使い方 | 掲載媒体、利用期間、編集や別サイズへの展開予定 |
「3点制作」でも、同じデザインのサイズ違い3点と、異なる訴求の3案では作業が変わります。サイズ数とデザイン案数を分けて伝えてください。
コピーして使えるバナー制作依頼書
以下はMarkeKit作成の依頼書テンプレートです。コピーし、分かる項目から記入してください。
【制作の目的】 例:商品の特徴を伝え、詳細ページへ誘導する 【対象者】 誰に見てもらいたいか: その人の悩み・関心: 【掲載場所・遷移先】 掲載媒体: 遷移先URL: 掲載先の仕様・注意事項: 【制作内容】 サイズ(横×縦、px): デザイン案数: サイズ違いを含む納品点数: 静止画/アニメーション: 【伝えたい内容】 最も伝えたいこと: 必須の文言: ボタン等の文言: 原稿の作成・調整も依頼したいか: 【支給素材】 写真・ロゴ・商品画像: 使用できる素材の範囲: 素材の追加調達が必要か: 【デザインの方向性】 参考URL・画像: 参考のどこがよいか: 避けたい表現・色・雰囲気: 【日程・予算】 初稿希望日: 納品希望日: 予算上限: 予算内で優先したいこと: 【納品・確認事項】 必要な画像形式: 編集可能な元データの要否: 修正回数・修正範囲の希望: 掲載・改変・再利用の予定: 生成AIの利用可否: その他、事前に確認したいこと:
参考デザインは、色や文字の読みやすさなど、参考にしたい点を添えます。そのままの再現を求めるより、意図を伝える資料として使いましょう。
修正・素材・納品形式は先に確認する
修正回数だけでなく、「どこまでを修正とするか」を確認します。文字の微調整と、初稿後の訴求変更や全面的な作り直しは、扱いが異なる場合があります。追加費用の条件と、納期への影響を見積もり時に聞いておきましょう。
画像やフォントについては、予定する広告掲載・商用利用・改変に対応できるかを確認してください。元データの納品、他の制作者への引き継ぎ、制作実績としての公開可否も必要に応じて相談します。
生成AIは、利用の有無、使用箇所、支給素材を外部サービスへ入力するか、利用条件の確認方法を質問します。「AI利用可」だけで済ませず、自社が許容する範囲を伝えましょう。
見積もりは同じ条件で比較する
| 比較項目 | 確認すること |
|---|---|
| 制作範囲 | 原稿調整・素材調達・サイズ展開を含むか |
| 修正 | 回数、対象範囲、追加料金の条件 |
| 納品物 | 画像形式、元データ、点数 |
| 利用条件 | 掲載・編集・再利用の予定に対応するか |
| 日程 | 初稿、確認期間、最終納品 |
| 総額 | 税・追加作業等を含め、何にいくらかかるか |
安さだけでなく、必要な作業が含まれているかで比較します。依頼先は、既存の取引先、制作会社、スキルマーケットなどから、制作例と対応範囲を確認して選べます。
納品後は表示とファイル容量を確認する
文字の誤り、価格や期間、リンク先との内容の一致を確認し、実際に表示される大きさでも読めるかを見ます。元画像を残してからサイズ変更や軽量化を行い、文字やロゴが崩れていないかを確認してください。
掲載先がWebPに対応しているかなど、形式の条件も先に確認します。手順は画像のリサイズ・圧縮・WebP変換の使い分けで解説しています。バナーを比較する際は、ABテスト結果の読み方も参考にしてください。
この作業に使える無料ツール
詳しい対応形式・上限・FAQは各ツールの操作画面の下にあります。